春を感じて

2004年4月6日
日頃、研究に従事している私も営業にでることがある
昨日は、葉山への日帰り出張だった
午前中で用事も終わり
都内へ帰ってくるのも面倒になり
三浦半島を散策してきた

相模湾沿いの山々には
山桜が咲き誇り
雲の上にかすむ富士山と
その美しさを競いあうかのようであった
富士にはすべての自然が似合う
目を地平に戻せば
キャベツ畑が段々と連なり
柔らかそうな新キャベツが整列していた

おいしそうな喫茶店をみつけ
珈琲をいただいた
酒を飲まない私に取って
平日の昼間に喫茶店で飲む珈琲と
明るいうちから入るお風呂は
罪悪感を気にしながらの楽しみである
薄暗い店のなかでは
初老の男がひとり居眠り
おんぼろのスピーカーから流れてくるジャズが
けだるさを増幅していた

喫茶店からでた私は
コンビニでもとめた餡パンを手に
漁港へ向かった
午後のやさしい日差しを浴びながら
防波堤の上で、餡パンにかじりつく
空には鳶が回っていた

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年7月  >>
293012345
6789101112
13141516171819
20212223242526
272829303112

お気に入り日記の更新

日記内を検索