メキシコを代表する女性画家、フリーダ・カーロの伝記映画である。フリーダは本国メキシコでも、映画化されているが、本作はアメリカ人によるアメリカ人のための映画である。いわゆるリメーク版とも言える。SAYURIが日本の文化からinspiredされたアメリカ映画であり、私は純粋なアメリカ娯楽映画として楽しんだように、メキシコ人はこの映画をどう思っているのだろうか?などと要らぬことを考えながら見始めた。しかしである、感動した!我が国の総理ではないが、感動が想像力のない言葉となってそのまま口から出てきた。
 自由で、私は私という彼女の強くも脆い生き様に感動してしまったのだ。彼女の土着的な作品に愛着が湧かなかった私であるが、トロツキーの「それは君の個人的な絵かもしてないが、そこに描かれている苦悩を世界中の人に魅せるべきだ」的なセリフに感動し、悪くないかもと思い始めた。私は涙腺が弱くなったばかりでなく、人の考えに素直に従うようになってしまったようだ。

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