アメリカ、家族のいる風景
2006年7月29日 映画 コメント (2)
あのヴィム・ヴェンダースの作品である。彼は、20年前に、パリ・テキサスやベルリン天使の詩などとっても評判のよい作品を何本か撮っており、彼の新作が出るとついつい見に行って、そしてがっかりするのである。この作品も全体に締まりがなく、かっての作品に見られたオーラもない。さて、この作品の見所ではなく、聴き所は音楽であろう。特にたるそうに流れてくるギターがいい、音楽の担当はT-Bone Burnette、そのたるいギターはMarc Ribot、このメンツたちはCassandra Wilsonの今年出たアルバム ”Thunderbird"にも参加しており、とっても評判がよろしい。映画中に、そのCassandraのボーカルが流れたような気がし、エンドクレジットの中に彼女の名前を探したが見つけることは出来なかった。あれは勘違い!?こういう出会いがあるのも、映画を見る楽しみの一つである。
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