ダージリン急行
2008年4月2日
文学にせよ、映画にせよ、その偏執ぶりに惚れることがある。一昔前であればカルト、今で言えばオタクと呼ばれる、あれである。そんな作家や監督さんが、売れるかどうかは二の次にして、個性的な作品を創り続けてくれるのはとっても嬉しい。そんな監督さんのひとりウェス・アンダーソンの新作「ダージリン急行」、観たあとの素直の印象は、やっぱりこの監督さんの感覚はいいな、列車や旅行鞄のデザインといい、登場人物のキャラクター設定といい、モンティー・パイソン無き今、世界の良識をいなせるのは君しかいない。でもやっぱりこの映画は売れないわ。
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