ウィリアム・モリスを始めて意識したのは、学生時代の展覧会で、私の記憶が間違ってなければ、今はなき新宿の伊勢丹美術館だったような。たしか、今のメンズ館の上の方にあったような。意識したと書いたのは、当時からウィリアム・モリスもどきやレプリカのデザインはデパートにあふており、初めて見たという感じがしなかったからである。ただ、それがイギリスの、19世紀後半のデザイナーによるものであり、彼のデザインの源流に大量生産品への嫌悪があったのを知ったのは、その展覧会だった。そして、機能美に代表される工業意匠が日本で意識され始めたのも、この時代だったような気がする。懐かしい〜
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