自主的に禁忌されるタブーのようなものに対して、禁制とは法規など強制力のあるものによって禁止されることである。昨今、話題となる麻薬は禁制の立派な対象であり、嗜好品であるタバコなどとは、その扱いが大きく異なる。
 中島らもは、麻薬が体に悪いものだとは信じてなかったが、その罰則の大きさを考えると日本では吸わないだろうと、書いていた。しかし、彼はその罰則の大きさを気にしながらも、結局は吸ってしまい逮捕されている。この弱さが彼の人間的魅力だったんだなと、この本を再読して実感。
 新聞の広告欄から自信に満ちた厳しいまなざしを投げかけてくる勝間様とは違い、いつもサングラスを掛けていたのはその弱さを隠すためだったのか。

コメント

はにゃ。
2009年7月2日9:41

私もこの作品、とても好きです。

uriko
2009年7月2日12:05

私も↑同じくこの本がとても好きでした。

はち
2009年7月2日14:26

単行本の表紙絵が思い出せなくて、今朝からイライラしております
どんなだったか憶えてますか?文庫本のとはなんか違ったような、でも、こんなだったかもとも

はにゃ。
2009年7月3日10:47

実は昨日のこの日記の画像拝見して、あれこんな表紙だっけ?って思っていたのでした。文庫本の表紙すら当初のものから変わっている気がするんですけど・・。

私の脳内印象はもっとカラフルな表紙だったんですよね~。

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