日本の難点

2009年8月6日 読書
日本に難題があるのはみんな知っている
そもそも、国家のシステムに問題があるのではなく、僕たちがそのシステムをうまく使いこなせていないだけなことには、うすうす気づいていた。車の教則本を読んだだけでは運転できないようにシステムのマニュアルがあるだけでは不十分なのだ。では他に必要なものは?ノーブルな船曳君は、マリー・アントワネットが日々のパンを得るのにも困っている庶民に対しケーキでも食べればとのたまったように、さらに高度なマニュアルを勧めてくれている。あまのじゃくの岡本君はそのシステムがそもそも日本人に向いてないんだから諦めたらとつっこみ、超まじめな藤原君は足らないものを武士道なんていうどうとでも言える抽象的なものに求めたり、宮台君は非合理な賢人の引導を奨めたり。もちろん答えが一つではなく、様々な意見が飛び出すのは悪いことではないが、あまりにもバラバラ過ぎると悲しくなる。それが日本の難題の根っこの一つと信じているからです。

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