「マルコビッチの穴」というアメリカ映画がある。さえない中年のおじさんが、中途採用された会社の壁に、マルコビッチという男の脳内に通じる穴をみつけ、云々という映画である。この穴、これほど非日常性を表すのに適した道具はないと信じており、お気に入りの言葉である。そもそも、この会社、階と階の間にあって、そこへ行くには階と階の間という中途半端な場所でとめたエレベーターから這いずりながら潜り込むしかない。そんなシュールの場面から映画は始まり、これから起きるとんでもないことを予測し、思わずにんまりとしてしまう。ちょ~変化球な作品なのだ。
コメント
原題が Beign John Malkovich なのを 「マルコヴィッチの穴」という邦題を付けたのは優秀な気がしますね。
は?穴??ってなりますもんね。
これって、いわゆる名詞の日本語と動詞の英語!?