ブルトンの友人にマックス・エルンストという画家がいる
シュルレアリズムを代表する画家であり、美術史的には重要ではあるが、その地味さのためか日本ではあまり人気がない。同時代のダリにはハッとする驚きが、ミロには底抜けた明るさが、そしてクレーには明晰な批判が、とそれぞれの特徴が挙げられるが、エルンストにはそれがない。しかし、地味ながらも、フロッタージュやコラージュを使って彼によって切り取られた世界の一部に私はにんまりとせずにはいられない。それはマルコビッチの穴からの眺めなのである。

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