この作品、男どもはどうしようもない生き物だから、川の底で「中の下」の生活をするしかない女たちはがんばるぞという人生讃歌。がんばるって苦手なんだけど、こうも堂々とがんばると言われると、どうしようもない生き物である私でも少しは心揺さぶられ、変な社歌のメロディーを口ずさんだりして、明日からは一生懸命働くぞなんて柄にもないこと考えたり。
 この「中の下」が「下」では無いところが味噌なのだ。下の生活の不条理にはがんばりようも無く、押しつぶされるのが落ちだからだ。格差社会で二極化が進んでいるなどと言われながらも中流神話がまだまだ続く日本なのだ

コメント

むささび
2011年4月25日16:15

うふ。元気が出ちゃったクチです。中学生高校生の娘たちも、鑑賞後「中の下だから頑張るしかないかー」と立ちあがってリビングを出て行きました。夢見がちだったダメ母としては、オンナはこのくらい現実的でよいと思います。

はち
2011年4月27日9:51

こんな作品を中学生のころから見せてもらってるむささびさんの娘さんの将来が楽しみだ(笑

むささび
2011年4月27日17:34

しても無駄ですけどやっぱり心配。こんな映画見せてて言うのもなんだけど(笑

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