卯年のおわりに

いつのまにか、今年も終わろうとしている、少し早いが、今年を振り返っておこうかと
今年はなんと言っても、加齢を実感した一年である、衰えは肉体にも頭にも確実に来ている
肉体の衰えは30以降じわじわと来ており、いつのまにか、100mを全力疾走できなくなり、垂直懸垂ができなくなり、長距離走でラスト100mのスパートができなくなり、これからもできなくなることがどんどん増えてくるだろう。ちなみに、今年は、すぐに、目がしょぼしょぼするわ、眠くなるわ、すっかりお爺さんである
そして、今年、ショックだったのは頭の衰えがごまかしきれなくなったことである。少し込み入ったレトリックを使った文章はもちろんのこと、若い人が言うことを、一度で理解できなくなっている。まだまだ頭が元気だった30のころ、おじさんたちが会議でわからないことや同じことを口走るのを聞いて、おいおいと思っていたが、いつのまにか、おいおいと思われる立場に。
これからの会議では、やたら心配事を並べ進行の邪魔をするのではなく、若い君たちの案は面白いから自信を持ってやりなさいと言えるおじさんになろうと決意した卯年のおわりである。