今年のノーベル賞は生理学・医学賞は、一度分化した細胞に多能性を取り戻す手法に対して、物理学賞は量子の観測や操作する手法に対して
これらの手法は、再生医学や量子コンピューターといった未来の技術のマイルストーンである。未来は明るいことを示すのがノーベル賞の大きな役割であり、比較的わかりやすい受賞内容であった。ちなみに化学賞も、細胞膜上にあるシグナル受容体の構造解析というマニアックなテーマであるが、シグナル受容を調節する化学物質は様々な病気の治療で役に立っている。
もう一つ、ノーベル賞の役割はがんばった人を評価することにあり、今年の生理学・医学賞には日本人の受賞者がいるため、この人のがんばりように注目した多くの記事が国内マスコミで配信された。
この二つの役割がバランス良く配信されることが望ましいと思うのだが、どうしてもわかりやすい後者が優先されてしまうのは仕方ないことか、これはオリンピック報道でも同じであり、さらに日本だけでなく世界中で見られる傾向であるが、
毎年、この時期になると、天の邪鬼な私はどうしてもしらけてしまう

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