ファウスト

2013年1月10日 映画
スラブ人の映画監督に、タルコフスキーという眠たくなる作品を撮る人がいた
このソクーロフも、同じく眠たくなる作品を撮る監督さんである
眠たくなるのは話しが冗長だからなのだが、きっと必要だから冗長なのだろう
コンピューターシステムの安全性は冗長性により担保されており、冗長性が必要なときだってあるのだ
でも、実際に映像を見たとき、この冗長に付き合わされる苦痛は耐え難く、ついついウトウトしてしまう
今回の作品も冗長性満載、気合いを入れて見てないと、地獄ならぬ、夢の世界に連れて行かれそうになる
とくに前半、ファウスト博士が金に困っている様をだらだらと描写するのに付き合わねばならぬが、その間にも、彼が虜になっている魂についてちらほらと話題が
後半、悪魔とともに筋が現れるが、相変わらず監督独特の映像手法におつきあいをせねばいけない
まあ、エンターテイメント性は乏しいが、口当たりの良いものばかり食べていると虚弱になってしまうので、たまにはあくの強い作品につきあうのもよいかと

私は、あくの強い主人公のファウストが監督さんに見えてしょうがなかった
そして、わたしのこの文章の冗長さに苦笑してしまった

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