挑戦と安全

2013年6月25日 映画
ニュースで、命綱なしで渓谷の綱渡りに挑戦するひとを見た
今度は、ニューヨークの高層ビルで挑戦するらしい

いっぽうで、世の中、安全管理がうるさく叫ばれるようになった
危険に備えることは悪いことではない
シートベルトしめたり、ヘルメットをかぶったりすることで、死亡事故が減ったことはとてもいいことだと思う

この綱渡りをする人にとって、この挑戦はどれぐらい危険なことなんだろう
彼にとって綱渡りは、僕たちが横断歩道を渡るのと同じぐらい安全なんだろうか
彼にとってそれほど安全ならば、挑戦の意味合いが少し減るような
でも、そこまで安全でなかったら命綱はつけたほうがいいような
でも、演出上は命綱なしのほうが、より挑戦している感じがしていいのだろうか

見ている側はいつも、ハラハラドキドキしながら、無事に成功すると拍手喝采して喜ぶ
ハラハラドキドキしない芸には誰も見向きもしないし、命を落としては元も子もない
その塩梅がむずかしく、安全でありながら、いかにハラハラさせるかがミソとなる
フェリーニの道の旅芸人を思い出す

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