点描画展@国立新

2013年12月17日 読書
19世紀の終わりから20世紀の頭にかけて、分割主義という流れがヨーロッパに出現した。光の解体に明け暮れた印象派がさらに発展し、光の表徴である色の解体を試みたグループである。そんなグループの、フランス、オランダ、ベルギーを中心とした点描画を集めた展覧会が国立新で開かれている。
印象派の影響に加え、同時代のニュートンに始まる分光にまつわる科学の情報や、近代科学の要素還元的手法の影響が後押ししたと言われている。しかし、分解はできても元通りに組み立てることができないのは、子供によるおもちゃの分解と同じで、
それならと、元通りにする願望を捨て、還元された要素を使い、抽象化された簡潔な世界を産み出したモンドリアンは天才だと思った

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