バートルビーと仲間たち
2014年6月18日 読書
スペイン文学3連チャン
小説のようで、文学史のような、いわゆるジャンルを超えた新しい小説、日本で言えば、高橋源一郎か
テーマは書かない作家で、これだけ聞くと新しそうに思うが、よくよく考えてみれば、いろんなジャンルでこの手の逆説的なお話はあって、音のない音楽、シースルーの服飾、設計図だけで建築されない家などなど
書かない理由は様々であって、頭のなかにアイデアがあるだけで満足してしまうものから、他の誰かが書いてくれるからいいやとか、ほとんど子供のいい訳のようなものが並んでいるが、もっとも多いのは完全な黙りである
テーマはあくまで、書けない不自由ではなく、書かない自由なのであり、ひねくれ者の私に共感できるところが多い
一言で言うと、「白はすべての可能性を秘めている」、その一言を越える様々なことを感じさせてくれる贅沢で暇な読書である
これで、スペイン文学はひと休み
小説のようで、文学史のような、いわゆるジャンルを超えた新しい小説、日本で言えば、高橋源一郎か
テーマは書かない作家で、これだけ聞くと新しそうに思うが、よくよく考えてみれば、いろんなジャンルでこの手の逆説的なお話はあって、音のない音楽、シースルーの服飾、設計図だけで建築されない家などなど
書かない理由は様々であって、頭のなかにアイデアがあるだけで満足してしまうものから、他の誰かが書いてくれるからいいやとか、ほとんど子供のいい訳のようなものが並んでいるが、もっとも多いのは完全な黙りである
テーマはあくまで、書けない不自由ではなく、書かない自由なのであり、ひねくれ者の私に共感できるところが多い
一言で言うと、「白はすべての可能性を秘めている」、その一言を越える様々なことを感じさせてくれる贅沢で暇な読書である
これで、スペイン文学はひと休み
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