河口慧海

2014年9月29日 日常
河口慧海、噂ではなんどか耳にしており、おもしろい人がいるものだと、機会がなかっただけで、たまたまフリーのキンドル本を見つけて、読むことに
文庫本だと厚さでだいたいの長さが見当づくのだが、キンドルだと文字の大きさを変えると総ページ数が変わってしまうので、本の長さの実感が掴みにくい。今全体の何%まで来てて、このペースで読むとあとこれぐらい掛かることを教えてくれる機能はあるのだが、やっぱりピンとこない
そんな状態で読み始めるが、やはりページはなかなか減らず、それだけ長い旅行だったということか
旅行と探検の境目は微妙であるが、当時鎖国していたチベットにヒマラヤの峠を越えて密入国したという点では探検かもしれないが、案内人と荷持ちを雇って地元民の生活道を通ったと言う点では旅行かなと、書名も旅行記だもんね
でも、何がすごいかって、隣国ネパールに入り二三年かけて現地の言葉をマスターしてから現地人の振りをしてチベットへ密入国を、これはすごい執念
喩えれば、江戸時代に津軽藩の藩士が薩摩藩に潜り込んで士席医師を務めるような困難さか、あまりピンとこない喩えだが
当時、チベット入りを目指していたイギリスの探検家達は、同じモンゴロイドで容姿がにている日本人に比べて、自分たちのハンデは大き過ぎるとこぼしていたらしい

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