動植綵絵@上野

2016年5月11日 読書
上野の都立美術館へ、若沖の動物綵絵に会いに行ってきた
九年前の相国寺の展覧会は見逃しており、すべてを見るのは初めてかも
大きな円形の展示室の壁に、釈迦三尊の3幅と合わせて、しめて33幅、若沖のきらびやかな作品が並んでいるのは豪華としか言いようがない
部屋に入ったときは、あまりにも人の多さに気を取られるが、その頭頭の向こうに並ぶ作品を見ていると、この世とは思えぬ極楽浄土にいるのではとの幻想に囚われ、改めて、若沖作品の力強さに惹かれる。
動物綵絵のほうが人気らしく、比較的空いていた釈迦三尊の前で、実存しない想像上の偶像をリアルに描きながらも、観ている者に信じるという本質を伝えるという、現代のわれわれにはほとんど無縁となってしまった近代の信仰に思いをめぐらす

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