ふきげんな過去

2016年11月17日 映画
奇を衒い過ぎてる感は否めないが、それによって言いたいことが表現されてるならいいと思うし、伝わるならいいかと、さらに言えば楽しめるならいいかと
ただ、私、松尾スズキや三木聡の作品で、不思議ワールドへの免疫ができており、そうそうなことでは驚かない
ということで、今回も超現実の前田ワールドを楽しんできた

日常って何?普通って何?家族って何?なんていう「人生のようなもの」のごった煮状態で、大人になりたくない高校生女子の成長が描かれる
なんせテンポが遅く、前半で眠気に襲われること必至
その割に、後半は駆け足になり、話を飲み込むのに精一杯で、監督の世界観に強引に引きずり込まれる
比較をしてはいけないのかもしれないが、同じ子供の成長を描いているベルギーのダルデンヌ兄弟の作品は残酷ながらもヒュマニティーにあふれていることを思い出しながら、日本はなんて平和で緩いんだろうと。きっとベルギーにも緩い映画はあるだろうし、日本にもシビアな映画はあるんだろうけど
この手の脱力系ムービーは癖になり、そのパロディに慣れてしまえば、それなりに楽しめるところが良い。関西人が吉本新喜劇を楽しんでいたように

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年7月  >>
293012345
6789101112
13141516171819
20212223242526
272829303112

お気に入り日記の更新

日記内を検索