シェラザード2

2017年4月19日 日常
シェラザード2
ジョン・アダムズの新作オーケストラ作品シェラザード2を上野で聴く
日本初演らしい
近代の社会テーマであるフェミニズムが題材とあるが、言葉で書かれていない音楽は複雑なテーマを表現するには向いておらず、純粋に音楽として聴く
ジョン・アダムズの初期のミニマルミュージックでのシンプルな面影はすっかり薄れ、ドラマティックに仕上がっている
ただ、ベルリオーズやチャイコフスキーのドラマチックな曲に聞かれる分かりやすさはない
シンプルでもなく、分かりやすくもない現代芸術とどのように対峙すればいいのか悩ましく、やはり純粋に音楽として聴くことは難しかった
この曲を捧げられた女性バイオリニストがソロを演奏しており、演奏の合間に仁王立ちになる彼女の演奏以外のパフォーマンスもきっと意味があったのだろう

このアートを感じるセンスは様式美や自然主義を好む都響の定期会員には高尚すぎる

発芽した苺じゃないけど、このジャケ写も怖い

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