ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展
2017年5月1日 読書
上野の都立美術館で初期フランドル派の絵画を楽しむ
ブリューゲルのバベルの塔がメインなのだが、ブリューゲルの油彩画はこの一点だけで、初期フランドル派のマイナーな絵画とブリューゲル下絵の版画を見せてくれる。展覧会名もブリューゲル展ではなく、ブリューゲルのバベル展であり、ギリギリ羊頭狗肉ではないかと
市民社会萌芽期の中世末期のフランドルで自然主義の息吹が感じられ、
また、むかし阿部謹也の本で読んだ庶民特にギルド集団による貴族への皮肉を思い出し、それなりに楽しめる
その本では、貴族の宴会料理を作る料理人がグリルの肉にバターを垂らすために、わざわざ自分のお尻の穴にバターを入れて肉にまたがるという、我々には想像だにできない料理方法が紹介されており、中世庶民の貴族への恨みの深さに驚いた。このあと、貴族が庶民に首を刎ねられたのにも納得
ブリューゲルのバベルの塔がメインなのだが、ブリューゲルの油彩画はこの一点だけで、初期フランドル派のマイナーな絵画とブリューゲル下絵の版画を見せてくれる。展覧会名もブリューゲル展ではなく、ブリューゲルのバベル展であり、ギリギリ羊頭狗肉ではないかと
市民社会萌芽期の中世末期のフランドルで自然主義の息吹が感じられ、
また、むかし阿部謹也の本で読んだ庶民特にギルド集団による貴族への皮肉を思い出し、それなりに楽しめる
その本では、貴族の宴会料理を作る料理人がグリルの肉にバターを垂らすために、わざわざ自分のお尻の穴にバターを入れて肉にまたがるという、我々には想像だにできない料理方法が紹介されており、中世庶民の貴族への恨みの深さに驚いた。このあと、貴族が庶民に首を刎ねられたのにも納得
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