馬場の名画座で、トレインスポッティングと、その20年後を描いた続編T2を二本立てで見る。
トレインスポッティングはスコットランドの閉塞感とそれを打ち破ろうとするカウンターカルチャーがスピーディーに描かれており、今見てもワクワクする。そういえば、このスピード感は同じ監督さんのスラムドック&ミリオネアでも気持ちよかったなと。
カウンターカルチャーはカッコよかったけど、体制の爛熟期に出現する、あくまでも一時的なものであり、文化として成熟するものでないことがわかった今、彼らはどうしているだろう、彼らの未来はどこへ行くのかと、ワクワクしながらT2を観る。
映画のスピード感はそのままだけど、変わらなくていいじゃないかと、みんなには変わらない家族がいるじゃないかと、松竹的予定調和でめでたしめでたしとなり、少し肩透かしを喰らう。でも、混沌とした時代には、予定調和はカウンターカルチャーに代わる世界共通のツールなのだと納得。

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