Paterson

2018年2月21日 映画
やっと見てきましたジムジャー・ムッシュのパターソン
人は昔から変わらぬものを求めてきた、その平穏さが描かれている。何も起きない、何も変わらない束の間の日々、言葉では「しあわせ」とも言う
束の間の平穏さが崩れ去ってしまうのではないかと、映画を観ながら絶えずドキドキしていたが、何も起きずに映画はそのまま終わるところが、実にジムジャー・ムッシュらしい

我々の変わらぬ日々を言葉を使って記録する素晴らしい術として詩が出てくる
そして映画の終盤あたりで、「詩を翻訳するのはレインコートを着てシャワーを浴びるようなもの」と永瀬正敏が言う
言葉の素晴らしさと不自由さの両面性を表しており、どきりとする
でも、何も起きずに束の間の平穏は無事エンドロールに向かう

何も起きないので、油断してると寝てしまいますが、いい映画です

ホドロフスキーの新作も見ないとね、題名の通りこちらも詩的なんですね!

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