ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス
観てきました「ニューヨーク公共図書館」
公共図書館の意義を熱く3時間半にわたって語ってくれます

図書館の様々な裏側を見せてくれながらも、
共和的社会において、その構成員である市民は自分たちに主権があることを主張する権利があるとともに、みんなの主権を守る義務があるという、マジメなお話

映画の中では、自分たちの社会をより良くしよう、特に公平とは何かに関する議論が何度も何度も繰り返し出てくる
現場の様々なケースで、様々な視点から、徹底的に議論がなされる
そして社会の啓蒙の場として、市民が集まる場として、公共図書館は機能すべきと
そしてそして、公共図書館を持続させるためにはお金が必要で、公的予算をどのように確保し、並行して個人献金をいかにして集めるかを、理事の面々がまたまた延々と議論する

その姿勢は、現場の司書も管理職の理事も、絶えず前向き
似たような公的施設の運営を扱ったドキュメンタリー映画「みんなのアムステルダム国立美術館へ」でオランダ人が後ろ向きだったのと大違い
これは、能天気なアメリカと鬱屈としたヨーロッパの違い!?

もちろん、アメリカでも、社会と平等についてこんなに前向きに熱く思っている人たちは、下手すると麻薬に蝕まれたジャンキーたちよりマイナーで
さらに、前向きでもジャンキーでもない、その他多くのメジャーなアメリカ市民たちは、行き過ぎた資本主義にただただ流されて、またトランプに投票しちゃうのかな?
なんてことをエンディングのゴールドベルグ変奏曲を聴きながら考える

祝日の吉祥寺の映画館、朝9時半からの上映にかかわらずほぼ満員、まだまだ日本も捨てたもんじゃない!
そこが一番嬉しかった

コメント

hana
2020年1月15日23:29

はちさま^^

ご覧になったのですね。
こういうのが映画になる!、ということがいいよね〜、と思います。

それにしても流行りなのでしょうか? よく聴きますよね、この曲。
確かに心地良いけれど、グレン・グールド人気なのでしょうかね?

はにゃ。
2020年1月16日14:04

アメリカ人にとって、公平(fair)であることは、とても大事なことではないかなぁと思います。
It’s not fair! ズルイ!  のは、NG.

でも、ニューヨーク(特にマンハッタン)と、カリフォルニア(特に今ではサンフランシスコとロスアンジェルス)はアメリカの中でも特殊な性格があると思うので、そういう議論がアメリカ中でされているわけではないでしょうね。

オランダ人は後ろ向きなのかー。ってか、基本的にケチだからでは?ww
彼らは自分の家を綺麗にすることには熱心ですが、それ以外にお金を使うのはあまり好きではない傾向があるとオランダ在住の友人なんかと話したことがあります。へへ。

はち
2020年1月18日22:46

hanaさん
とても良いドキュメンタリーで、楽しかったです
また、素晴らしい作品を紹介くしてください

はにゃ。さん
そうそう、アメリカと言っても、地域によって、人種構成、文化など全然違うんですよね
あ、オランダ人が後ろ向きな国民なわけじゃなくて、あのオランダ映画では、議論の出口が見つからず、話が前に進まなかったというだけね。オランダ人の名誉のために捕捉(笑

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