本気のしるし
感想を書き逃した映画シリーズ、確かコロナ禍の渋谷で見たような

本気のしるし、深田晃司監督作
この監督さん、人の心の陰の部分を描くのが上手い印象がある
水の流れや踏切の警笛など、視覚イメージや音のイメージを使い、丁寧に人の心を描いてくれる。表からはもちろん、裏からも

この映画、大切なセリフは何度も繰り返される
元々はテレビドラマで30分10回分を、4時間に再編集したものらしい
というわけで、リフレインされるセリフを聴きながら、来週の展開やいかにというテレビ的ジェットコースターが繰り返される

「なんでこんなことしたんだよ」と責めるのに対して、「ごめんなさい」が繰り返され、山あり谷ありのジェットコースターに乗りながら、純愛へと昇華される
谷の別れるシーンでは、「君は十分に強い」とグッと刺さるフレーズが繰り返されるが、テレビドラマがハッピーエンドで終わらないわけがないと高を括って、安心してみられる
終わりに近い部分で、黄昏時、隣の部屋の人がかけるレコードで、ベートヴェン九番のアダージョが流れ、観ているものをホッとさせるも、もちろん次の谷は用意されてます

不自然に極端なキャラなどツッコミどころは満載だが、それを含めてドラマなんだと
テレビドラマを見なくなって十何年の身として、懐かしく楽しめた
ドラマっていいね!




コメント

siolemonade
siolemonade
2021年6月30日22:01

今も「本気のしるし」に関わる言葉を集めてしまう。反転するシーンでつかまれたままなのかもしれない。私は好きな作品でした!6月の終わりには「夏への扉」を見てきましたよ。「Arc」も「竜とそばかすの姫」も楽しみにしています。

はち
2021年6月30日23:51

好きな作品があり、それを語る場があることは、良いよね
Arc、興味あり

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