1984年に生まれて

2021年9月24日 日常
1984年に生まれて
著者の郝景芳は1984年天津生まれで、大学で物理や経済を勉強しながら、小説を書いていたらしい。この小説は大学院終了後に書いた二つ目の長編小説、
ジョージ・オーウェルの1984、唐詩、SFっぽい仕掛け、いろいろあって楽しめます


世界は回転するスピードをどんどんとあげ、そこでは新しい自由な、言い換えれば行き過ぎた資本主義の空間と価値観が生み出されては、消費されることが繰り返される。というのに、主人公の愚鈍な私は、取り残され、もがき苦しみ、何も生まれない回想に明け暮れる
凡人が悩むのはどこの国も同じ

解決策は二つ
ひとつは世界が動いているなら、自分もノマドとなり動き続ければ良い。風になれ!

そしてもうひとつの解決は、自己を肯定するには歴史を肯定する。パラパラと流動する世界についていけないなら、もっと巨視的、もっと長いスパンで世界を見据えて、くるりんぱっと着地する。大地に根付け!

さて、主人公の選択は!?

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